リノベーション物件の落とし穴!選ぶ時に気をつけたい5つのポイント!

リノベーション物件って何?

最近話題になっている「リノベーション物件」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

そもそもリノベーション物件とは、大幅な改修工事を行い、まるで新築のような状態にした物件のこと。老朽化した設備や建物を修繕するリフォームとは異なり、設備やレイアウトまで大規模に手を入れ、既存の建物に新たな価値を付加します。最新設備の導入やこだわったデザイン、導線を考えたレイアウト、そして何よりも元が中古物件なので新築を購入するよりも費用が抑えらる点が魅力で、現在リノベーション物件の数はどんどん増えています。

実際、公益財団法人 東日本不動産流通機構の調査を確認してみると、2000年初頭から築年数の高い物件の成約率が増加傾向にあることがわかります。特に目立つのが、築30年以上の物件成約率の増加。購入してそのままの状態で住むとは思えませんから、リフォームやリノベーション物件が増えていると考えて良いでしょう。

さらに今後は、バブル期に建てられた多くのマンションが次々に築30年を迎え始めるため、ますますリノベーション物件は増えていくと考えられます。

物件が増えれば、トラブルも増える

リノベーション物件は、見た目は新築同様なのに金額が抑えられるという点が大きな魅力のため、「新築を購入するよりもリノベーション物件の方が断然いい!」と考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、いくら室内がキレイになっていても、建物そのものは築年数の古い物件であることを忘れてはいけません。また、リノベーションの工事は役所への届け出義務がないため、現在、新規事業者がどんどん参入してきています。その中には悪徳業者や知識のない施工業者も…。

現在でも、リフォームやリノベーション物件でのトラブルはたくさん起こっています。例えば、パッと見はキレイだったのに土台がボロボロだった、というトラブルや、住み始めて数ヶ月で壁紙が汚くなってきたが業者に連絡すると「自分で汚したんだろう」と言われ修繕してもらえない、など数えればキリがありません。

見た目がキレイで設備が最新だから、という理由だけで選んでしまうと、思わぬ落とし穴にはまるのがリノベーション物件の怖いところ。特に注意したいのは、以下の5つです。

耐震性能が低く、大きな地震に耐えられない可能性

リノベーション物件は多くが築年数の古いもの。そのため、1981年に導入された「新耐震基準」を満たしていない場合があります。地震災害が増えている昨今、マストで確認しておきたい点です。

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おそまつな施工で生活音が筒抜けに

特に集合住宅でトラブルの種となりやすいのが生活音など、音の問題。もともと壁が薄い作りだったり、いい加減な施工でかえって音が響くようになっていたりすることがあります。自分自身が気持ち良く暮らしていくため、またご近所さんと仲良くやっていくためにも軽視できないポイントです。

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マンションでも安心はできないシロアリ被害

築年数の古い物件ほど、シロアリ発生の可能性は大。ひどい施工業者の場合は、シロアリ被害で土台がスカスカなのに上っ面だけをキレイにして、ごまかして売却することも。近年はマンションでのシロアリ被害も出ているので、戸建でもマンションでも油断はできません。

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壁紙の貼り替え方が悪く、カビが大量に発生

本来、以前の壁紙を剥がした後は下地処理をして新しい壁紙に貼り替えるのですが、知識のない施工業者の場合、そのまま貼ってしまうことがあります。何の処理もされていないと、壁紙が浮いてきたり、壁にカビが大量発生することも。壁紙の施工がいい加減に行われていると、内見の時はキレイでも数ヶ月後にすぐ汚くなってしまうため、きちんと確認しておきたいところです。

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長時間かけて建物を侵食する雨漏り

戸建ての屋根裏が雨漏りしているなど、内見だけではとても気づけないトラブルが放置されている場合があります。雨漏りをそのままにしておくと、柱が腐食していってしまうほか、カビの発生にもつながってしまいます。そのようなトラブルがないか、事前にきちんと確認しておくことが大切です。

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このように、キレイに見えるリノベーション物件にも数々の落とし穴があります。特に、今はリノベーションブームで新規参入業者が増えているタイミング。知識のない施工業者も多いため、現在、そしてこれから出てくるリノベーション物件は玉石混合の状態と言えるでしょう。

リノベーション物件選びで失敗しないためには

住宅は大きな買い物ですから、失敗はしたくありませんよね。と言っても、建物の構造の部分だったり、素人ではなかなか気づけないトラブルは、内見だけで確認できるものではありません。

そこで、まずはリノベーション物件でどんなトラブルが起きやすいかをきちんと知り、自分でできる範囲でチェックを行いましょう。知識を持って内見に臨めば、自ずとチェックしなければならないポイントもわかってきます。

そして、ある程度、自分の目で見て振るいにかけた後、プロの住宅診断士などに最終チェックをお願いすると良いでしょう。もちろんコストはかかりますが、数万円の必要経費を惜しんで後々大きな修繕費を払う羽目になるよりも、あらかじめ不安な点をしっかり潰しておく方が、長い目で見ればお得になります。

また、一つのリノベーション業者だけでなく、複数のリノベーション業者に相見積もり、診断を同時にお願いすることも、一つのやり方だと思います。もちろん、トラブルに関する問題だけではなく、デザインや、品質、美しさといった出来栄えの面もしっかり考えなければいけませんね。その場合は、複数のブランドを同時に見て検討することができるリノベーションギャラリーを見て回ることをおすすめします。同じ場所で、いろんな施工業者のデザインや中身を確認することができるので効率的といえるでしょう。

ここでは、リノベーション物件で絶対にチェックしておきたいポイントを紹介していますので、ぜひ物件選びの際の参考にしてください。